箸を持つ。
かばんを持つ。
机を持つ。
ペットボトルを持つ。
「持つ」という行為は日常生活の中でかかせない行為で、意識的無意識的関わらず、行っています。
そんな「持つ」という行為を注意深く観察してみると、いくつも新しい発見があります。
分析してみると、
1 手に取りたいモノを見る
2 モノに向かって手が伸びる
3 モノをつかむ
4 モノを持ち上げる
となります。
あたり前に見える4つの行動ですが、今回は「3 モノに向かって手が伸びる」に着目してみます。
モノに向かって手が伸びるときどうなっているか観察をしてみましょう。
観察をするにあたり、ひとつ目標とするモノを決めてください。アレクサンダー・テクニークでは目標が大切になります。
まずは
A いつも通り、モノを持ってみる。
次に
B 指先が向かいたいモノに向かっていく。
いかがでしょうか?何か変化はありましたか?
繊細ですが、大きな変化感じられたでしょうか!
リーディングエッジ Leading Edge【導く先端】
これからやろうとしている動作を先端が主導となって導いていくこと です。
“ペンで何か書く”であれば、ペンの先が動きの先端であることを意識してみます。ペンの先が自分の指先であるようにしてみるのです。

かばんを持っていたつもりが実は腕を持ち上げていた。
箸を持つときに肩に力みがあった。
パソコンに向かうときに背中を固めていた。
楽器を持つときに上腕や肩に緊張が走っていた。
人それぞれですが、何かしら変化が感じられると思います!
ぜひお試しください!