【ワークショップ】姿勢と構えの探求講座 みずほブラスの皆さん 2017.11.3

ボディマッピング

みずほブラスの皆さん向けに開催した、「吹奏楽部員のための姿勢と構えの探求講座」無事終了しました!

前後半にわけてたっぷり3時間。

初めてお会いする高校生の皆さん、みんな素敵な笑顔で迎えてくれました。

部員のみなさんに、姿勢や構えのことで悩んでいること、もっとこうしたいという思いや願いを聞いてみました。

アレクサンダー・テクニークにおいては、このような願い、思いは非常に重要なワードとなります。
それぞれがやりたい思いを大切にしながら、たくさん体を動かすワークをやってもらいました。


お互いの動きを観察したり、自分の動きについて観察。

楽器から離れて、普段の練習とはまた違ったことにみんなでわいわい取り組み、たくさん意見交換し、とても盛り上がりました!

 

日常の簡単な動きを通して、アレクサンダーさんの発見について体験してもらいました。

体の使い方は楽器の技術そのものともいえます。無意識でしている体の使い方は、楽器演奏への影響もとても大きいのです。

楽器から少し離れて普段の自分の使い方を観察することが、結果的に楽器演奏にもつながっていきます。

 

レクチャー後半ではさらにギュッと濃縮して、楽器を演奏するときに重要となる軸や腕、脚の関節、筋肉について解説。

仕組みを知ってもらい、実際に動いてもらいました。

みずほブラスの皆さんはもともと楽器を演奏する上では良い構え、姿勢をしている子が多かったのですが、腕や脚の話をし始めた途端、脚の動きが演奏に含まれ、腕がどんどん機能的に動き始めました!

 最後に全体的で音を出してみると、最初に音を出した時よりも圧倒的に響きが広がっていきます。 
聴いていていただいた先生方にも、
倍音が多く含まれ、いつもよりずっと響きが多いという嬉しいお言葉をいただきました。

 動きを知るだけでここまで変わるんだと改めて感じた瞬間 でした。

ワークショップの後、全体合奏へ。


生き生きとした音楽、はつらつとしたスタンドプレーに圧巻!
合奏の中でもストレスなく音が出るようになって、よく響くようになったというお言葉を先生からもいただきました。

 

合奏後は番外編の個人レッスン。

1人目は肩の痛みが気になるというチューバの女の子。楽器の構え方のアドバイスだけで痛みの軽減だけでなく、吹きやすくなった!という反応。

2人目は高音域で頑張ってしまうというトランペットの子。華麗なソロを聴かせてもらったので、そのソロを題材にレッスン。立奏時にどうしたらもっと息をダイナミックに使えるかという観点でアドバイスをしたところ、激変。音もパワーアップし、本人もニコニコ!

3人目はクラリネットの2年生。高音域が続くときつくなってしまい、肩の痛みが出てきてしまったりするとのこと。もともとすごくよく吹ける子だったのですが、腕の使い方について少しだけアドバイス。アドバイスがちょうどはまったようで、高音域でタンギングが続くような箇所も、響きのある音で楽に吹き続けることができるようになりました。一瞬でものすごい変化!

個人レッスンをした子達は皆反応が早く、こちらもびっくりするくらい変化も大きかったです。
短時間のワンポイントレッスンでも効果絶大なのがアレクサンダー・テクニークに基づいたレッスンの魅力です。

 

全体でのワークショップも個人レッスンも濃厚な時間でした。

今回初回だったこともあり、姿勢と構えにフォーカスしました。それだけでやれることは満載ですが、次は呼吸やアンブシュアも探求していけるとさらに繋がって深まっていくように感じています!

みずほブラスのみなさん、ありがとうございました!