キャシー・マデン先生 レッスンレポート vol.1【のぞみ】

アレクサンダー・テクニーク

普段、Self Quest Labでお世話になっているアレクサンダー・テクニークのお師匠さま、嶋村順子先生、渡邊愛子先生、バジル・クリッツァー先生たちの大師匠でもある、キャシー・マデン(Cathy Madden)先生のレッスンを受けることが叶いました。

5月、6月に連続で5回も!!贅沢な時間。

毎回毎回愛に溢れたすばらしいレッスンでした。

本当にかけがえのない体験をしたので、少しずつレポートにしておきたいと思っています。

今回はたくさんある中のひとつだけ。

ちいさなのぞみと生涯をかけたのぞみ

アレクサンダー・テクニークをはじめてから頻繁に【のぞみ】という言葉を聞くし、自分でも使います。

日本的な文化の影響でしょうか。最初のレッスンで「あなたののぞみはなんですか?」と聞かれたときに、少し違和感もあったし、くすぐったさもありました。今、その違和感が完全に払拭されたわけでもありません。

「え、のぞみですか?のぞみとかいっていいんですか。そもそものぞみって…?」そんな感覚だったと思います。

ただ、アレクサンダー・テクニークをはじめて4年たった今、のぞみがもつエネルギーと可能性に圧倒されることが多いのです。

やりたくないことの裏側に隠れているやりたいこと

キャシー先生がある日の晩の出来事について話をしてくれました。

「やることリストの中にあることで、今晩やりたくないなぁってこともあるのよ」

「でも、そこでの仕事は気に入ってるの」

「考えていたときに、そこでの仕事は大事にしたいって思っているんだなと思ってね。だから私は大きなのぞみに沿って、それをすると決めたのよ」

のぞみには小さいものから生涯をかけたのぞみまである

「のぞみには小さいものから生涯をかけた大きなのぞみもあるよね」

自分にとっての大きなのぞみがわからなくなったとき、私はいつでも小さなのぞみに戻るようにしています。例えば、今飲みたいものは何かなぁとか。」

そうして小さなのぞみと向き合っているうちに、ふと大きなのぞみに気づいたりする

のぞみは始まりの場所であり通過地点であり再出発の場所でもある

キャシー先生の話を聞きながら、私が感じたことのひとつがこれです。

 のぞみは始まりの場所であり、通過地点であり、再出発できる場所でもある 

そして、 日々の中で自分の中のちいさなのぞみに気づいてそれを叶えていってあげることは、人生の時間の使い方そのものだ と気づきました。自分にとっては大発見

そんなことに気づいてから、最近一気に気づきの感度があがった感じがしています。

今までどれだけ鈍感だったんだ、とも思いますが、前とは明らかに違うと自分自身の変化を感じつつ、小さなのぞみを大事にするようにしています。

丁寧に向き合っていけば徐々に変化があるものなんですね。