今回、高校吹奏楽部のときの教え子が受講してくれました!
高校から楽器をはじめ、人一倍熱心に取り組んでいた人です。
大学で吹奏楽を続けていて、今後トレーナーをする機会があるということでした!
そんな彼女からトレーナー・コーチングの感想をいただきました。
目次
トレーナー・コーチングの感想
吹奏楽団の合奏で指揮をする機会があり、よりわかりやすい振り方を身につけたかったため、今回は指揮の基本をレッスンしていただきました。
「指揮棒の先を指先のように使う」というアドバイスを実践すると、 以前より自由自在に振ることができました!
肩のあたりが固まっていたような違和感が、棒の先を意識することで解消されたのでとてもびっくりしました!
意図した動きがしやすくなったので、指揮の幅が広がったと思います。
叩きをマスターする上で役立つ練習も教えていただいたので、時間があるときにコツコツ行っています。
30分ほどの短いオンラインレッスンでしたが、 これからの合奏が楽しみになるほど嬉しい体験ができました!
棒先で表現することの重要性
指揮の基本かつアレクサンダー・テクニークの基本が合致している“棒先で表現する”というものを実践すると、どんどん良いことが起こっていきます。
指揮の観点からのメリット
保科先生も毎回の指揮法クリニックでおっしゃいますし、以前角田先生に習ったときもおっしゃっていました。
指揮の観点からいうと、繊細な表現もでき、ダイナミックな表現もできる点が大きなメリットです。
さらに奏者からみたときに棒がみやすくなるという点も非常に重要です。
アレクサンダー・テクニークの観点からのメリット
アレクサンダー・テクニークの観点で考えてみた時には” リーディングエッジ “の考え方そのものにあてはまります。
リーディングエッジ実践!でも記事に書きましたが、簡単にいうと“先端が導いてくれる”、”先端主導”という感じです。上記記事では楽器での具体的なリーディングエッジ実践方法を書いています。
- 指揮棒をもっていれば指揮棒の先で描く
- 手で指揮している場合は指先で描く
※楽器の構えにおいても非常に役立つ考え方です。
指揮で実践すると、楽に振れるようになって自由度が増します
普通に指揮を振ると、上腕や肩周辺の力を必要以上に使いすぎてしまうことが多い傾向にあります。
棒先で表現する、棒先で図形を描くことを意識すると、上腕や肩の不必要な動きが削がれて、必要な動きが洗練されてきます。
長時間の練習での疲れにくくなるというメリットと指揮を奏者にわかりやすく伝えるというメリットがあります。
いいことづくし!です。
さらなる探求を決意しました!
今回、高校生や大学生と一緒に探求してみて、基本でありながらも超大事なテーマである「棒先で表現する」をさらに深めていきたいと改めて思いました。