指揮を振る時の動作 前回の記事はこちらから!
腕の可動性を知ってもっと動ける!
今回は腕の可動性を知って、実践していく記事です!
実践やエクササイズを取り入れているので、一緒にやってみてくださいね。
腕の可動域をひろげるエクササイズ
パターン1 まずは普通に腕をあげてみる
- まずは普通に腕をあげてみます。どんな感じがするか覚えておいてください。
- そのあと、腕をおろします。おろしたときの感じもなんとなく覚えておいてください。
パターン2 可動域を知って広げていく手順で腕をあげてみる
- 左手で右側の①鎖骨にさわります。
- 右手をあげます。
- その時に①鎖骨も一緒に動いているのを感じてたくさん動かしてあげてください。右手をおろします。
- 次に、左手で右側の②肩甲骨にさわります。
- 右手をあげます。指が天井に吸い込まれるような感じです。
- その時に②肩甲骨も一緒に動いているのを感じてたくさん動かしてあげてください。右手をおろします。
パターン1よりもパターン2の方が腕の可動域が増えたのではないでしょうか?
指揮を振っているときにも、ぜひ鎖骨や肩甲骨が動いててOK!と思っていてください。
・あばら骨(肋骨)の上で腕が浮いている感じ
・腕を持ち上げる時に、鎖骨や肩甲骨もいっしょに上に連れて行ってあげるような感じ
このあたりもヒントになる方がいるかもしれません!
さらにパターン3を試してみます。
パターン3 からだ全体を意識に含めて腕を動かす
- 腕をあげるという動作はからだ全部がつながっているからできることです。
- 頭や胴体も動いていいよと思いながら腕をあげてみます。
- 頭や胴体も動いていいよと思いながら腕をおろしてみます。
腕はもちろん、パターン3のようにからだ全体をもっと動けるように胴体の動きを促してあげるとさらに腕の動きはよくなっていきます。
☝️とても大切なことをさらっと書きました!
腕をあげるときも頭も胴体も脚も、からだ全部が動けるようにしてあげるとさらに可動性がよくなっていきます。
前回の記事でも書きましたが、腕と胴体がつながっているのは鎖骨の付け根だけだということも大きなポイントです。
写真だけ再掲しておきますね。
どれだけ小さな動きであっても鎖骨、肩甲骨の動きは感じられる
実際に私も実験してみましたが、例えば10cm四方くらいのppの表現であっても繊細に動きが感じられます。小さな振り方であっても鎖骨・肩甲骨の動きが感じられると思うので、ぜひ試してみてください。
【試してみよう】10cm×10cmくらいの小さな表現のときの腕の観察
- 左手で右側の①鎖骨の付け根にさわります。
- 棒の先が10cm×10cmにおさまるくらい、小さく繊細に振ってみます。
- ①鎖骨の付け根付近の動きを観察してみてください。
背中をひろく自由に使うことが腕の動かしやすさにつながる
腕の動きに関係する筋肉は胸にも肩付近にも背中にもたくさんあります。
下の絵をみていただくとわかると思いますが、 腕の周りにたくさんの筋肉が巻き付くように取り巻いていて、それが背中側にも胸側にもついています。
からだの構造的にはお互いに影響し合う可能性が高そうです。
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影響しあっていることを考えてみると、腕を動かしたい時に例えばこんな動作をすると腕の筋肉が動かしづらい状況になってしまうかもしれません。
【試してみよう その1】こんな動きをしながら指揮を振ってみる
- わざと背すじをピンと張って、わざと肩甲骨を後ろにひいてみる
- 指揮を振る
上で試したのは、わざと背中側の筋肉や肩甲骨を寄せる筋肉を使ってみて指揮を振ったらどうなるか、ということでした。
【試してみよう その2】さっきの動きの逆をして指揮を振ってみる
- 背すじをピンと張るのをやめて、肩甲骨を後ろにひくのをやめてみる
- 指揮を振る
今回は、さっきわざと使った背中側の筋肉や肩甲骨を寄せる筋肉を使うのをやめてみてどうなったかを試してみました。
上の2パターンで、からだのどこかがつっぱった感じや緩んだ感じはありましたか?
腕の動かし心地はどうでしたか?
その1ではわざと背中側の筋肉をはじめからしっかり使った状態で指揮を振ってみました。先に背中側の筋肉が過剰に使われていると腕が動かしにくくなることがあります。
胸側も背中側も、バランスよく適度なハリ(筋肉のトーン)がある状態が腕の動かしやすさにつながるポイントだと考えています。
【まとめ】構造を知って動かすことが動きやすさにつながる
今回は、腕の構造を知って実際に動かしてみることをメインとして書きました。
知るだけでかなり変化があったのではないでしょうか?
次回は肩の違和感が大きい人向けの記事について書いていきます。
次回の肩の違和感が大きい人向けの記事は、今回と同じで指揮をする人向けではありますが、私自身は指揮以外にもなんと洗濯物を干すときの負担軽減につながってラッキーでした。
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