以前、レッスン受講生の方から
「本番前にこっそりできるストレッチを教えてください!」とリクエストいただきました。
つい先日、私自身も本番だったのですが、周りの仲間をお誘いしつつ、本番前に「呼吸と腕がスムーズになる動き」をみんなで実践!
実践後は、心地よく呼吸ができるようになり、本番前の準備がうまく整った状態になれました✨
今回は解剖学の説明はできる限り省いて、実際の動きのプロセスをたどっていきます。気軽にお試しください。
本番前の腕と呼吸のストレッチ【その1】
- 両側のろっ骨(図の②)周りを軽くマッサージします。ろっ骨とろっ骨の間の筋肉をほぐしてあげるようなイメージで。
- 足を肩幅くらいに楽に開き、右手を上げて(図の①)、胴体全体を左側に傾けます。(側屈)
- 左手を右側のろっ骨に沿わせて、息を気持ちよく吸って、息を気持ちよく吐くことを繰り返します。呼吸をしている間、頭も胴体も骨盤も脚も、自由に動けることをイメージします。
- 呼吸の動きに合わせて、右側のろっ骨がよく動いていることを感じます。
- 右腕を下ろし、一度胴体を中心に戻します。戻ってきたところでひと呼吸してみると、おそらく右側の方が動きが大きく呼吸がしやすくなっていると思います。
- ❷〜❺を左手を上げて反対側でも実施します。
- 一通り終わったら、中心に戻ってきてひと呼吸。
- 頭が動き、背骨が自由に動き、骨盤や脚にも自由さがあり、心地よく息を吸って、心地よく息を吐いてみます。
- 楽器を持った時にも、❽の自由さを考えながら呼吸をしてみましょう。
本番前の腕と呼吸のストレッチ【その2】
- 両腕を真上にあげていきます。あげたときの感覚をなんとなく覚えておいてください。
- 一度、腕を下ろします。
- ご自身の右の鎖骨に触れて、右腕ごと肩周りをぐるりと前まわりで3回ほど回します。回した時に右の鎖骨に動きを感じます。
- ご自身の右の肩甲骨に触れて、右腕ごと肩周りをぐるりと前まわりで3回ほど回します。回した時に右の肩甲骨に動きを感じます。
- もう一度、両腕を真上にあげていきます。今度は、❸❹で動きを感じた【鎖骨】【肩甲骨】も腕にあわせて上に連れていくイメージです。❶の時よりもスムーズに腕が動くかもしれません。指先が天井に吸い込まれるようなイメージで腕全体を持っていきます。
- 指先が上にある状態で、息を吸って、息を吐いてみます。呼吸と合わせて、頭や胴体周りの動きをよく感じます。
- 2,3回呼吸ができたら、腕を真正面からゆっくり下ろしてきます。ふとももの前側に手のひらが触れたら、腕がろっ骨の上に乗っかって浮いていることを感じ、そこで気持ちよくひと呼吸します。
ぜひ気軽にお試しください!
最終リハの前、本番前にもすぐ試してみることができます。
管楽器や歌の方はもちろん、弦楽器、打楽器の方々の腕や指の状態も整っていきます。
是非、みなさんでお試しください!
やってみてわからなかった、質問したいことがある方、ぜひ気軽にLINEでメッセージください。
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