楽器との出会いがあったから、今も音楽を続けている。
当たり前のように感じることですが、とても大事にしたい原点だと思っています。
いつか!
4年生になったら!!
あの楽器を、やるんだ!!!
私の楽器との出会いはかなり強烈なもので、出会いの瞬間に内なる熱意が湧き上がってきたことを今でも覚えています。
トランペットとの出会い
こんにちは!加藤有希です。
だれしも【楽器をはじめたきっかけの出来事】がありますよね。
みなさんにとってはどんな体験でしたか?
- 友達がピアノ教室に通っていたから、自分もやりたくなった
- 両親が音楽をやっているから、音楽をすることが当たり前の環境だった
- 学校の部活でみかけた楽器をやってみたくなった
- 物心着いた時にはもうピアノをはじめていた
- 歌うことが好きだったから児童合唱団で歌い始めた
十人十色ですよね。
トランペットをやるぞ!と決めた幼少期
私の両親は音楽をやっていないので、幼少期にそんなに音楽に触れることなく過ごしていました。
小学校1年生のある日、高学年のお兄さんお姉さんたちのブラスバンド部の演奏を目の当たりにしました。遠くのステージ上でキラキラ光る金色や銀色の楽器に釘付けになり、一瞬で虜に…。今でもその時の光景は、目に浮かぶほどはっきり覚えています。
その後、近くの楽器屋さんで当時最安のトランペットを発見しました(当時4万円ほど。現行はヤマハの定価で96,800円と倍以上…!)。小学生ながら頭の中で計算をして、「これならいつか自分で買えるぞ!いつかお年玉で買うぞ!」と強く決心したのをよく覚えています。
4年生になって、迷わずブラスバンド部に入部しました。
ついに念願のトランペットを手に…!のはずが、初日の練習ではさわらせてもらったのは楽器本体ではなく、なんとマウスピースのみ。
マウスピースで音が出ないと楽器に触らせてもらえなかったのです。
大きな挫折感と悔しさをバネにした日々
マウスピースで音が出ないと楽器を触らせてもらうことができず、その日は楽器にふれることができませんでした。しかも、初日の練習でマウスピースで音が出なかったのは私ただ1人だけ…。
悔しさ、恥ずかしさ、悲しさ。
小学校4年生当時9歳ながら、いろんな感情が湧き起こりました。
初日から大きな挫折感を味わって、ひどく悲しい気持ちになったことをよく覚えています。
今、思えば、楽器にはじめてさわる時の高揚感を初日に十分味わせてあげることは、当時小学生だった自分にとっても必要だっただろうなと思いますし、今はじめる子たちにとってもモチベーションにつながる出来事だろうなと思います。
悔しさをバネに毎日一生懸命練習を重ねる日々。
そして、10歳になったある秋の日、祖母がトランペットを買ってくれました。
学校の楽器と同じモデル、でも、学校の楽器と違って新品のピカピカのシルバーの楽器。
楽器との出会いの時期に、トランペットへの想いを育ててくれた祖母には、今でも感謝しています。
その後、ますます練習に熱が入って、どんどんのめりこむ日々が続きました。
無我夢中で1年ほど過ごし、5年生の時にはソロを任せてもらえるほどに。
運動会や大ホールで、他の何十人が休みの中、たった1人でソロを吹く貴重な機会をいただきました。
大人になった今、緊張に悩んでいる自分がみたら、ひっくりかえるくらいの肝がすわった子供時代。
1,000人超えの客席、ステージのまぶしい光と、その先にうっすら感じるお客さんの気配。
大きな高揚感とともに、本番のソロを吹いた記憶も鮮明に残っています。
大きな挫折感からはじまったトランペット人生、ソロを任せてもらえたこと、本番の舞台をやり遂げたことは、その後の楽器人生に大きな影響があったなと今でもそう思います。
改めて、頑張る自分を応援してくれた家族や、その当時の先生に感謝です。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました🎶
みなさんにとっての楽器をはじめた体験はいかがですか?
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今、小中学生や高校生、大学生など、楽器をはじめたばかりの子達と関わる機会の多い仕事をしています。
その子たちがこれからはじまる豊かな音楽生活に想いを馳せながら、日々一生懸命練習が進められるよう、丁寧にサポートを続けたいと思っています。
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