先日、レッスンした生徒さんたち。
個人レッスン２コマ連続で、肩こりや肩の痛みのご相談がありました。
おひとりは、管楽器の方、
もうひとりはピアノの方
「四十肩、五十肩かなぁ…」とおっしゃっていました。
音楽は日常に、日常は音楽につながる
この日、レッスンを進めていくうちに、お二人とも
- 「あれ！今、肩の痛みがなくなった！」
- 「突っ張った感じがなくなりました！」
- 「あ！この動かし方だと痛くないです」
という瞬間がありました。
アレクサンダー・テクニークは、医療行為ではないので、痛みの治療ができるわけではないのですが、普段の体の使い方の習慣を見直していくことで、結果的に痛みが軽減されたり、継続していくうちに痛みがなくなったりということも少なくありません。
私自身も、アレクサンダーを学び始めて４ヶ月で肩こりがなくなり、２年で腰痛がなくなりました。
楽器演奏の向上のためにレッスンに行き始めたのですが、結果的に日常生活で想像していなかった恩恵を受けることができました。
アレクサンダー・テクニークを取り入れていくことで、【音楽は日常に、日常は音楽へ】とつなげられることをより実感しています。
レッスンの時に、先に確認するのは２点です。
①前にケガをしたことがないか
ケガ自体が完治していても、何かしらケガの影響が出ていたり、ケガをしたときに、極力痛みが出ないようにその箇所をかばって他の筋肉たちが頑張っていることもよくあります。
②医療機関に診てもらって問題ないと診断を受けていること
先にも述べたように、アレクサンダー・テクニークは、医療行為ではないので、まずは病院で問題がないかどうかを事前に見てもらうことはとても大切です。必要であれば治療を受けることが先決です。
習慣を見直すためのアイデア１選
普段、無意識になっている手の使い方の癖に気づきたい時に使えるアイデアを１つご紹介します。
それは、【日常の中で何気なくやっている動きを変えて過ごしてみること】です！
例えば、利き手が右手の方の場合を例とします。
- 普段ドアノブを開けるのに、右手を使っているとしたら意識的に左手で開けてみる
- 洗い物をするのに左手でスポンジを持つとしたら、右手で持って洗ってみる
他には、
- 階段を降りる時に普段左足から降りていると気づいたら、右足から降りてみる
- 立っている時に、かかとの方に体重がかかっていることに気づいたら、体重のかかり方を変えてみる
これで何に気づけるのかな？と疑問に思う方もいるかもしれませんが、意外と効果的。ぜひちょっとしたことを試してみてください！
意外と自分で気づかなかった自分の癖に気づくことができるものです。
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