「この跳躍はもっと遠いと思っていたんですけれど…
そういう見方をしてみると思ったよりずっと跳躍が近かったです。
もっと跳躍が遠いと思っていたんですよね」
こんばんは!
音楽する人の豊かな響きをひきだすレッスンコーチ、加藤有希です。
先日実施した、ピアニストの生徒さんとのレッスンでの一場面。
取り組んでいたのは、リストのラ・カンパネラ…!
ピアノの最高難易度のひとつですよね。
速いパッセージで音が跳ぶと当たらない…
ピアニストの方であれば、同じような悩みに行きあたった方も多いのではないでしょうか?
そんな時、あなたはどうしますか?
- ひたすら練習する…!
- ひたすら練習する…!
- ひたすら練習する…!
- 慣れるまで練習する…!
- 慣れるまで練習する…!
- 慣れるまで練習する…!
もちろん、手が覚えるまで弾き込んでいくような時間も必要で大事な時間です。
ただ、それで行き詰まってしまった時、それ以外に取れる方法がなくて、困った経験が方も多いのではないでしょうか?
この記事を読んでいただくと、上記以外でもできる意外な実践方法がわかります。
もう少し違う視点からみることができたら、また一歩弾きやすさにつながるかもしれません!ぜひ読み進めてみてくださいね!
脳が働いてくれる状況をつくっていくこと
私がレッスンの時に、この生徒さんに提案したのは、
情報集め・事実確認をする
ということです。
どういうことか、具体的にみていきましょう。
例えば、みなさんはこの鍵盤の真ん中のドから上のソまで、どれくらい離れていると答えますか?
- 1オクターブと五度?
- 十二度?
もちろんどちらも正解です。
…ちなみに、これは何cm離れていると思いますか?
27cm!
そうです、物理的な事実を確認してみるのです。
思ったより長いなと感じた方、短いなと感じた方、いらっしゃると思います。
いずれにせよ、新しく得た情報で捉え方が変わった部分もあるのではないでしょうか?
その生徒さんとの個人レッスンの場で、「その跳躍は実際何cmくらい距離があるんですか?」とお聞きところ、「なんとなく50cmくらい距離があると思っていたけれど、実際には30cmくらいしかなかったです」とおっしゃいました。
つまり、そのように無意識のうちに思っていたことで、「かなり離れている」という感覚をもとに脳が指令して体が動いていることになります。今もっていたその感覚を、【物理的に事実を確認する】ことで脳が働き始めて、動きの調整をしはじめてくれます。
事実とかけ離れて、頭の中で捉えていることで、動きに無理が出たり、思わず力みが出てきてしまうことも。
「すごく距離があると思っていたのに、意外と距離近いかも」
これは、アレクサンダー・テクニークのプロセスを使って練習を進めようとした場合、
「情報収集」というフェーズにあたります。
脳は思っている以上に高性能です。
情報をインプットしてあげることで、動きも変わっていきます。
今まで試したことのない方は是非試してみてくださいね🙌
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