「指をもっとスムーズに動かしたい!」
ピアノ、木管楽器、金管楽器、弦楽器…専門に関わらず、あらゆる楽器の方から相談内容として特に多いのがこれ。
「指をスムーズに動かしたい」という相談を生徒さんから受けた時、一般的な指導内容やアドバイスは【手の形】【指の形】【指をどう動かすか】や【手首の脱力】かもしれません。
一方、私の提案内容は、実はほとんどが指以外の動かし方やバランスに関わるものです。
こんにちは!
音楽する人の豊かな響きをひきだすレッスンコーチ、加藤有希です。
指まわりの解決のために指以外をレッスンする【レッスンでの1コマ】
特にピアノの先生方にびっくりされることがあります。
例えば、指がうまく回らないという相談を受けた時に、オンラインレッスンのカメラで映すのは【指のアップ】ではないのです。
では、「一体どこを見ているのか」というと、全身のバランス感と使い方。
ですので、遠くからなるべく全身映るようにカメラを設置していただくことが多いです。
おそらく楽器ごとのレッスンと大きく違う部分の1つかなと思っています。
- 【ピアノ】腕の力みが気になります。脱力しようとしているんですけど、うまくいかなくて…
- 【木 管】演奏していると、肩がどんどん力んできます。
- 【声 楽】歌っていると、喉が力んできます。どうしたらいいでしょうか…
- 【金 管】高い音でどんどん唇に力が入って、バテてしまいます…
上のように、あらゆる悩みをご相談いただくことが多いのですが、
- 【ピアノ】腕の力み ➡︎ 体幹のバランスや使い方にアプローチ
- 【木 管】肩の力み ➡︎ 頭と背骨のバランス
- 【声 楽】喉の力み ➡︎ お腹の使い方と呼吸
- 【金 管】唇の力み ➡︎ 表情筋と体幹の話 などなど…
ほんの一例ですが、このように解決したいことと一見まったく関係ないように思えるアプローチをすることも多々あります。まったく関係ないように見えますが、全身には繋がりがあります。自分で思っている以上に影響いていて、深く関係しているのです。
私がレッスンで大事にしていることのひとつは、その人自身が伸びやかな全身を使っていけること、そして、やりたいことを実現するための全身のバランス。
その人本来の力を
存分に発揮したいと思った時に、
生徒さんと一緒に取り組むのは、
伸びやかな体のバランス感。
そして、それは結果的に
- なぜか指がスムーズになった!
- なぜか力みが軽減した!
- 指まわりのレッスンだったのに、思いがけず音色がよくなった!
- 呼吸が楽になった!
よく生徒さんたちからいただくこのようなコメントにつながります。
自分だけの、【唯一無二のからだ】です!
自分の中にヒントがたくさんあります。もうすでにたくさん持っているのです。
どうやったら音が響きやすい体の使い方ができるか探求してみてくださいね。
いまいちピンとこないなという方、百見は一体験にしかず!レッスンで体験されてみてくださいね。
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