自分の力を発揮するための楽譜の工夫

あがり症・緊張

こんにちは!
音楽する人の豊かな響きをひきだすレッスンコーチ加藤有希です。

書き込みと演奏しやすさの関係性って?

楽譜の書き込み方次第で、演奏しやすさが変わるとしたら、みなさんはどうしますか?
また、普段どのような工夫をしていますか?

楽譜への書き込みをする理由はいろいろありますし、人によって大事にしていることも違いますよね。

私にとって楽譜の書き込みは【演奏する時の自分に向けたメッセージ】です。

書き込み次第で、演奏しやすくなったり、演奏しにくくなったり…想像以上にそういうことが起きやすいのです。

こういう書き込みは要注意!?

  1. パッとみて自分が理解しにくい書き込み
  2. 使っている言葉が否定系

ひとつずつ見ていきましょう!

パッとみて自分が理解しにくい書き込み

誰かからもらったアドバイス、指摘をそのまま書いていませんか?次に楽譜を見た時に、その内容がすぐに実践しやすいのが1番優先。自分の言葉になっていて、理解しやすくなっているかチェックしていみましょう。

使っている言葉が否定系

  • 遅くならない!
  • 大きすぎない!
  • 走らない!

こういう書き方はよく見かけますが、私は最近書き換えるようにしています。

理由はわかりますか?

  • 遅くならない!
    ➡︎ つまり、「遅くなったらいけないから速くしよう」「テンポを速く捉えよう」
  • 大きすぎない!
    ➡︎つまり、「大きすぎるのがいけないから、小さくしよう」
  • 走らない!
    ➡︎つまり、「走ったらいけないから、テンポキープしよう」

…直接的に気をつけたいことに行き着けず、なにか1つ余分に挟んでいるのに気がつきますか?

例えばこの書き方を

  • 遅くならない!
    ➡︎ 「軽快なテンポ感で!」
  • 大きすぎない!
    ➡︎「静けさをつくる」
  • 走らない!
    ➡︎「じっくりテンポキープ!」

このように書き換えてみた時、印象はどうでしょうか?

音楽的な意味も少し含みつつ、さらに否定系を書き換えてみると、かなり印象も変わります。さらに曲をつくっていくイメージに近づけるのではないでしょうか?

私の最近の書き込みをチラッとお見せします…!

ちょっと恥ずかしいですが(笑)

最近、取り組んでいる超大曲があって、その楽譜への書き込みを工夫しています。
ただし、私にしかわからないような言葉もたくさんあります。

実際の書き込みはこちら📝

  1. ぴたっと!
  2. ⛵️
  3. ベロ ↑
  4. POM !!
  5. 余裕をもった準備
  6. 息の流れ ↙️ ↘️

ほとんど暗号のように見えるかもしれません…!
でもこれは今日の私にとっては、全部全部役にたつものでした。
(もし内容が気になる方がいらっしゃいましたらお伝えしますので、きいてくださいませ!)

  • 金管楽器の演奏で必要な動作
  • 意識して使っていきたい筋肉(表情筋)
  • 舌の位置
  • 楽器の構えと準備
  • アレクサンダー・テクニークを使って演奏したいという意図
  • 息の吐き方の方向と体幹の使い方

すべてを、この6つのメモの中に含んでいます。

実は今日、私にとって超難関の曲の初合わせでした。数日前からとてもそわそわしながら今日を迎えました。
私は過去の本番での経験から、今練習の中でも相当緊張することがあります。緊張感が許容量をこえたとき、自分が最近の奏法の中で大事にしていていることが全部吹き飛んでしまうことが多々ありました。

最近、奏法の中で大事にしていることは、今の自分を助けてくれる大きなヒントです。

今日はこの付箋に助けてもらいながら、緊張の初合わせをなんとか乗り切りました✨


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