この言葉は、私のアレクサンダーテクニークの師匠のひとり、山口裕介先生から教えていただいた言葉です。
裕介さんも、アレクサンダーテクニークの師匠から教わった言葉だと話されていましたが、どなたの言葉だったかは残念ながら忘れてしまいました💦(ビビアン・マッキー先生かキャシー・マデン先生か…どちらかだったような。。)
でも、この言葉は今でもレッスンの中で何度も思い出します。
目次
「世界の半分は後ろにある」を合奏レッスンで実践した話
先日、札幌で吹奏楽の合奏レッスンをしていたときも、この話をしました。

演奏中は、どうしても目の前の楽譜や指揮者、音を出すことに意識が集まりがちです。
でも、本当は世界の半分は自分の後ろにもあります。
後ろには空間があり、壁があり、その空間にも自分の音は広がっています。
そこで、
「後ろにも音が届くように演奏してみよう」
そんなイメージで演奏してもらいました。
このことは札幌だけではなく、これまでたくさんの学校や団体のレッスンでも取り上げてきました。すると前で聴いている私や指導者の先生方が驚くほど、音の響きが変わることがあります。

小学生や指導者の先生から届いた感想
レッスン後には、小学生のみなさんからこんな感想もいただきました。
「後ろにも音が届くようにイメージするだけで、こんなに音の広がりが変わることにおどろいたので、これも忘れないように意識しようと思いました。」
「世界の半分は後ろと言っていて、そのことを意識したら音が全体に広がっていた気がしました。」
「後ろの空間は自分の音でうめつくして、全体から音をならす。」

想像以上に子どもたちが受け止めてくれていて、びっくりしましたし、とても嬉しかったです。
(※感想の一部を写真でご紹介します。)




さらに、指導をされている先生からも
「後ろを意識したら、急に音が届くようになってびっくりしました!」
という感想をいただきました。
ほんの少し意識が変わるだけで、音の届き方や響き方は変わることがあります。
「360度に音が広がるイメージ」でも響きは変わる
私がレッスンで、もう一つよくお伝えしている言葉があります。
「自分から360度方向に音が広がるように演奏してみよう!」
前だけではなく、
後ろにも。
左右にも。
上にも。
下にも。
空間全体に音が広がっていくイメージです。

これは小学生が書いてくれたメモ
素晴らしいメモです✨
これも不思議なくらい響きが変わります。
そしてレッスンを重ねる中で、一つ気づいたことがあります。こうしたイメージを持ったり、意識を後ろや360度の空間に向けると、多くの人は無意識のうちに体全体のバランスが整っていきます。
立ち方や座り方が変わり、
呼吸が変わり、
音の響きまで変わっていきます。
舞台で反響板を味方につけるための考え方
私は、
「舞台上の空間を満たす」
という考え方も、とても好きです。
舞台の後ろや横、上を見渡してみると、そこには反響板があります。
反響板は、演奏者にとって心強い味方です。
前だけに音を届けようとするのではなく、舞台全体を音で満たすようなイメージで演奏すると、反響板も味方になってくれるように感じます。これも360度方向の意識と同じように、奏者のバランスの取り方が変化することが多くあります。
「世界の半分は、自分の後ろにもある。」
「自分から360度方向に音が拡がるように演奏しよう!」
次の練習の機会に、ぜひそんなことを思い出して演奏してみてください。
いつもとは少し違う響きや感覚に出会えるかもしれません。

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