世の中の吹奏楽部の風潮としてまだまだ根強く残っている、理不尽に怒鳴られたり、異様な緊張感の中での練習。金管楽器にたいして、なぜ音を外したのかと問い詰めたり。
指導者の熱さゆえにそうなっているところもあるし、学校吹奏楽の『文化』とも言えるところかもしれない。一概には言えないけれど、音楽教育を逸脱した、むしろ本来の音楽教育からかけ離れた『教育』をされている生徒ももしかしたらいるのかもしれない‥
昔の自分を思い出してみても、厳しい雰囲気で指導をしてしまっていた時期が少なからずあり、つらい思いをさせてしまった生徒もいたと思う。申し訳なく思う気持ちもいっぱい。そして、今振り返るとただ必死だったなぁと思います。
今は、練習の中で、 とにかくどうなってもいいから思い切って吹いてみよう! 音ひっくり返ってもいいから思い切って吹いてみよう!
と常に声をかけながら練習をしています。
音を外したくて外してる人はそうそういないんじゃないでしょうか。
そう思うとなんで外すんだ、なんて無意味な質問はありません。
自分が出せる最高の音で、
隣の音をよく聴きながら、
自分たちの音が混ざったらどんな音がするんだろうと想像しながら、
そんなことを言っていると、
時に聴いたことがないような本当に溶け合って響き合う音がしたりします。
そんな音でずっと合奏ができたら、どれだけよくなっていくんだろう!