凄腕コントラバス弾きとのオンラインレッスン
先日、コントラバス奏者の方のオンラインレッスンをしました!
彼はこの春進学されて、高校1年生になったようです。
その彼とは2年ほど前から知り合いなので、当時は中学生。
凄腕のコントラバス弾きです。最初に演奏を目の当たりにした時の衝撃は忘れません。
そんな彼の今回のレッスンテーマは、 右手の指や手首をもっと演奏にいかして表現の幅を広げたい でした。
レッスン後、感想をいただきました!
今回のレッスン内容まとめ
指の関節の仕組みを知る
指、手の関節に、実は勘違いしやすい構造が含まれています。
ニセ関節が存在するのです。
ニセ関節が動くと思っていると動かしにくさの原因ともなります。
コントラバスといった大きな楽器は特に全身の連動性や全身が演奏に協力することがとても重要になってきます。
今回は特に指が気になるということでしたが、指の動きをより自由にするためには、腕全体の構造や体全体の構造に目を向けてみることが大切です。
軸の使い方と指の動きの関係性を知って演奏してみる
アレクサンダー・テクニークの基本原理を大切にして、指の動かしやすさが変わるかどうか実験してみました。
体全体の使い方を変化させることで、肩や首に感じていた力みが軽減し、結果的に指の使いやすさにつながっていったようでした。
今回のレッスンでは、指先あたりで意識が途切れているようにみえました。
弓を持っているときには、「指」と「弓」の関係を関節のように考えてみます。
すると、自分の関節がひとつ増えたような感じがしませんか?
そんな意識も役にたつことがあります。
弓が導いてくれるような動きに変えてみた時、音質がクリアになった!とおっしゃっていました。
【先端(今回の場合は弓)が導いてくれることをリーディングエッジといっています】
余談ですが、ゴルフ用語や工作の際の研磨用語でもあるようです。今回初めて知りました。
いずれにせよ、モノの先端部分を指しているようです。
終わりに
今回、取り組んだアレクサンダー・テクニークの基本原理もリーディングエッジ。
演奏だけでなく、日常生活でも大いに使えるものです。
私はこの2つを意識的に使うようになってから、肩こりがすっかり改善して、今では肩こりがなくなってしまいました。
あくまで私の体験談ではありますが、体の構造に沿って使っていくということは自分の体にも優しくなれるんだなということをよく実感しています。
長く付き合っていく自分の体だからこそ、大事にしたいものですよね。