音楽をしている人は、誰しも呼吸について悩んだり深めたいと思っていることと思います。
そんな呼吸のことを、改めて深めたいと思った時に、誰かに教えてもらう以外の方法、つまり自分自身で深めていく方法でも意外と新たな発見が多いのでおすすめです!この記事では、自分自身で呼吸を深めていく方法を紹介していきます。
人は一生でどれくらい呼吸をしているのか
この世に生まれて産声をあげたその瞬間から
命を終えるまで自然としている呼吸。
緊張している時も
頑張っている時も
リラックスしている時も
寝ている時も、
絶えず続いている呼吸。
…ということは、
本当は、あなたは十分呼吸の仕方をわかっているのです!
そこからヒントを得て、今日は自分で自分の先生になるための方法を記していきたいと思います。
- 1分間で約15〜20回、
- 1日で2万〜2万5千回
- 一生でおよそ6億から7億回!?
呼吸をすると言われています!
想像がつかないほど、
気が遠くなるほどの回数を呼吸していますね。
無意識にも意識的にもなれる呼吸ですが、
この気の遠くなるくらいの呼吸は、ほとんどが無意識下で起こっていることですね。
自分は、毎日どのように呼吸しているのでしょうか?
ごくシンプルに呼吸を考えてみる
- 肩をあげてはいけない
- お腹が膨らまないといけない
- 長く吐かないといけない
- 息を長く続けさせないといけない
- たくさん吐かないといけない
- たくさん吸わないといけない
管楽器や声楽の方だったら、
昔、先生に繰り返し言われていたこと、
遠い過去に先輩に言われたこと、
部活の中で当たり前になっていたこと、
などなど
思い当たることがあるかもしれません。
このように、自分の中に、
【呼吸の絶対ルール】がたくさんあるのではないでしょうか?
そこで、今日はひとつ提案があります。
それらを一旦全部保留にしてみてほしいのです。
自然な呼吸のため、【自分の体は自由に動ける】【どんな風に動いても大丈夫】と思ってみてください。
1分間のミニエクササイズをしてみよう
今から自分にこれらのことを尋ねながら、体の観察をしてみてください。
- 今の自分はどんな風に呼吸しているかな?
- 息を吸うと体のどのあたりが動いてるかな?
- 息を吐くと体のどのあたりが動いてるかな?
- 鼻を通過していく空気の流れが感じられる?
- 鼻の奥の意外と広い空間は感じられる?
- 呼吸とともに感じる香りはどんなもの?
- 胸のあたりはどうやって動いているかな?
- お腹あたりはどうやって動いているかな?
- おしりや脚も少しうごきを感じるかな?
- 腕はどうだろう?
- 頭や首はどんな感じ?
- ゆっくり吐くとどうだろう?
- ため息のように一気に吐いてみるとどうだろう?
これらを自分にじっくり問いかけながら、体の状態を観察していきます。
ここまで1分、じっくり観察してみた時、
今、気分はどうですか?
体の感覚はどうでしょうか?
息を吸う時、鼻を空気が通っていく感覚があったり、
冬の冷たい空気に気づいた方もいるかもしれませんね❄️
自分の好きな匂いを思い出しながら、心地よく呼吸できますか?
その時、体にどんな動きが起きているでしょうか。
全身をスキャンするような気持ちで、
呼吸に意識を向けて、
自分の呼吸をただ、シンプルに観察します。
心地よく吸って、
心地よく吐く時、
自分はどんな動きをしていますか?
呼吸の観察をしているだけで、気分が変わってきている人も少なくないかもしれません。
私自身もこの記事を書きながら、自分の呼吸に観察を向けてみました。
- 首回り(特に側面)に緊張があったことに気づき、気づいて呼吸しているうちにほぐれ、
- 呼吸に意識を向けているうちに、無意識のうちに固めていたお腹に気づき、それも緩めて、
- お腹が緩まったことで胸郭周りの動きがスムーズになってきて、どんどん深く吸えるようになってきた感覚があり、
- 呼吸がスムーズになってきたら、手のひらがぽかぽかしてきた
言語化してみると、こんなことが起こっていて、刻々と変化をしていました。
私自身、アレクサンダー・テクニークを勉強する中でたくさん自分の観察の練習を積んできました。正直にいうと自分の心身の感覚には、かなり鈍い方だったと思います。
それでも、意識を向けて観察をしていくと、どんどん気づけるようになります。私自身や私の生徒さんたちの実体験です。
逆に、自分の体に意識を向けたり観察をしたりしていないと、気づきのセンサーが鈍くなっていくようにも感じます。
本来、人間にはすばらしい感覚が備わっているのです。
ただ、自分でクセになっていて気づかない体の過緊張は、センサーの働きを鈍くしてしまっているようです。自分が知らず知らずのうちにしている過緊張に気づけたら、一歩と言わず二歩三歩進めています👟👣
今日発見した小さな動きは、
あなたにとってとても大切なことで、
日常でも音楽でも助けになってくれるはず。
気づいたその小さな動きを、次に楽器を演奏する時や歌う時の呼吸のヒントとして、ぜひ大切にしてみてください。
きっと違う音や違う感覚があることと思います。
小さな動きこそ、演奏時の大きな変化へと繋がります。大切なのは、自分の気づきです。
今日の気づきを大切に!
ほんの1分、時間をとって、観察の練習をしてみると意外と効果があります。
どうぞお試しください!
それでは、また!