長身の方は感じたことがあるかもしれない、練習会場のイス問題。
座り方の工夫次第でイス自体を変えることなく、居心地よく座ることができます。
目次
座奏より立奏の方が吹きやすい?
あるホルン吹きの方とのレッスンにて。
今日のレッスンのテーマは、
「座奏より立奏の方が断然吹きやすい。座奏でもそのように吹きたい」
というものでした。
座奏での演奏の際、股関節と胴体の動き、腹筋の使い方について提案をして試していただきました。
ご本人は「息がスムーズに流れるようになった」「音も変わった!」という手応えがあった様子!
他の受講生の方からも「さっきと全然響きが違う」「立奏のときの同じレベル!」という反応がありました。
*股関節と胴体の動きについては深い話になるので、改めて別記事にします。
座奏の時の足の居場所はどこだろう?
さらに取り組んでいくと、この動きを実現しようと思ったときに妨げている箇所がある…ということでした。
この方は背が高いため、「練習会場のイスの高さとあわない」という悩みが話題にあがりました。
ほとんどのイスで脚の居どころに困ってしまうとのこと。
「脚があまる感じ」と表現されていました。
小学生向けの小さなイスに大人が座ったときの脚のあまる感じと似ているかもしれません。
イスの高さが気になるときの対処法の1つ
当日レッスンで使っていた椅子は、よくある折りたたみイスでした。
長身の方からすると、もう少し高さがあってもいいかも…と感じるサイズ。
ひざから下が余ってしまうように感じる。
ひざ下をどうしたらいいか長年悩んでいるということ。
確かにひざから下の居心地が悪そうに見えました。
今回、特に私が気になったのは、足首付近です。
足首の関節についての知識をアップデート!
さて、足首ですがどこが動きそうでしょうか?
このあたりが曲がると思っている人が多いような印象があります。
確かにこの周辺が曲がるのですが、 認識している部分と実際の関節がずれていることが多いのです。
“くるぶし”をさわってみてください。
実はこのくるぶしのあたりに足首の関節があります。
曲がると思っている位置が実際の骨格とずれていると、動きづらさにつながります。
無理して動かし続けるとケガのもとにもなったりするのです。
この生徒さんには足首の関節をアップデートしていただき、股関節から動きつつ、足首の動きまで連動して自由に動いてみてもらいました。
これはピアノのペダルを踏むときにも、かなり役に立ちます。
ドラマーの方も使えるアイデアです。
今回は長身の方であしの居心地が悪いなぁと感じる方向けのアイデアでした。
あしの居心地が悪いなぁという方、ぜひ試してみてくださいね。
他にも、会場のイスの関係で座り心地が悪かったり、息がうまく使いにくいときがあります。
そちらのアイデアもまた公開していきたいと思っています!
記事の内容について、わからなかったところがあればお気軽にお問い合わせください。
感想もいただけたらうれしいです!
レッスン受付中です♪
管楽器を中心としたレッスンを承っています。
今よりももっと自由に楽に、楽器を響かせられるようにサポートすることを目指しています!
お気軽にお問い合わせください。
レッスンを受けていただいた方の声はこちらから
個人レッスン・グループレッスンのご案内はこちらから